■整体の極意

●愉気法

愉気(ゆき)とは、“ 手当て療法 ” とも言われ、人は身体に不調や痛みを感じると、無意識で手をその箇所に当てています。

例えば、” お腹が痛いならお腹に手を当てる ” 、 ” 膝が痛いなら膝に手を置いている ” など、誰しもが無意識に行なっている動作だと思いますが、これは人間が持つ本能一つで、異常箇所に手を当て”気”を集注する事で、回復力を高めようとしている行動だと考えてます。

強い圧は加えず、手を当てて身体の流れを調整する事で、身体の回復力を高めるように導きます。

これを訓練し、技術まで昇華させたのが“愉気”になります。

整体の極意でもあり基本でもある技術になります。

●活元運動

人間の身体の動きには、大きく分けて2種類に分ける事が出来ます。
一つは、自分の意識で身体を動かす運動で、これを “ 錐体路系運動 ” といい、もう一つは、無意識に行なわれる体を動かす運動で、これを “ 錐体外路系運動 ” といいます。

錐体外路系運動は、あくび、背伸び、くしゃみ、せき、まばたき、ため息、などなど、無意識に行なってしまう運動で、寝相や貧乏ゆすり、発熱なども錐体外路系運動になります。

錐体外路系運動が行なわれる目的は、 ” 無意識の身体の自己調整 ” になります。

肋間の硬直を弛ませる為に、“ せき ” や “ くしゃみ ” を出したり、疲労の蓄積により身体の歪み、強張りを感じれば、それ解消する為に “ 発熱 ” を出したりと、人間の身体は、異常や不調に対して “ 無意識に調整 ” する働きが備わっています。

人間の身体は、自分で自分の身体を調整する方法を知っています。
人が自然(無意識)と行なっている行動は、“ 自己調整 ” をしていると、整体では考えています。

整体では、錐体外路系運動のように、 “ 自分の身体を無意識に調整 ” しようとする働きを「活元運動」と呼んでいます。

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