耳掛け式か耳穴式(オーダーメイド)かどちらがいい?

補聴器には大きくわけて2種類あります

 

 

 

耳掛け式

耳穴式(オーダーメイド)
です

 

メリット

デメリット

耳掛け式

・目立たない
・難聴の適合範囲が広い
・安価なものから高級機まで幅広く選ぶことができます
・多機能…充電式、ブルートゥース対応、モーションセンサーなど
・耳栓の形状が多種類あり装用感が良い

・マスクやメガネの付け外しに干渉しやすくはずれやすい
・付け外しに慣れが必要です

耳穴式

・マスクやメガネに干渉しない
・付け外しがしやすい
・耳穴にフィットするのではずれにくい

・正面から見えてしまう
・難聴の適合範囲に限度がある
・耳をふさぐ形状なので音のこもりがでやすく自分の声が響くことがある(緩和することはできます)

 

それぞれにメリットとデメリットがあります

 

使われる方の目的や用途、付け外しの得手不得手など
その方その方で選ぶ形状は変わるものなのです

 

しっかりご相談させていただき、お客様にご希望にできる限り近いもの(買わないことも選択肢にいれて)をお選びさせていただきますね

 


集音器と補聴器の違い

集音器と補聴器はどこが違うの?

 

今更、人に聞きにくいことだと思いますが、
是非知っておいてくださいね

 

ザクっと2項目だけ比較します

 

補聴器

集音器

大きくできる音

使用する方が必要としている音だけを
大きくして補うことができます

耳に届くすべての音を大きくします
集音器なしで聞こえる音までも大きくしてしまうため、
うるさく感じてしまい長時間の使用が難しいことが多いようです

1台あたり価格

5〜50万円前後
「聴こえ」を快適にするための機能の多いものほど高価になります

1万円前後のものが多い

 

「音を大きくする機械」ということだけなら同じものなのですが、
一番大きな違いは

 

使っていただく方一人一人に合わせて
細かく調整できるかできないか

です

 

もちろん価格も大きく違うのですが
この価格差の価値は実際に聴こえ方を確認していただいてから
判断していただければ、と思います

 

 

 

集音器をインターネットや通販で買う前に
できればお近くの家電ショップなどで試し聴きを是非してみてください

 

お近くの補聴器取扱店に問い合わせるのもオススメです

 

ですが、
かなり強引な販売をするお店もあるそうなので、
そんなときは「話を聞きに来ただけだから」ときちんと断りましょう

 


耳掛け式補聴器とマスクの併用について

新型コロナウィルスが蔓延してからというもの、
マスクとは切っても切れない生活必需品となってしまいました

 

メガネの項目でも「マスクでくもるのを防ぐ方法」ご紹介してありますが、
今回は耳掛け式補聴器とマスクの併用のヒントをご紹介します
(実はお客様に教えていただいた事です)

 

一日に付け外しをする回数は、
補聴器よりもマスクの方が圧倒的多いはずですよね?

 

マスクを外すときに
耳掛け式補聴器が一緒に外れてしまったり落としてしまった方は
多いのではないでしょうか?

 

それを防ぐ方法は
1.マスクのひもを斜め上に引っ張ってから外す

 

2.耳掛け式補聴器の上にマスクのヒモをかける

 

 

手書きの図ですがなんとなくわかっていただけるでしょうか?
こうすることでマスクのヒモと一緒に補聴器が取れてしまうことは
かなり防げるハズです

 

少し慣れは必要ですが、
是非チャレンジしてみてくださいね


両耳装用について

補聴器は一台の値段が高価なのですが、
片耳よりも両耳装用をオススメしています。

 

理由としては、

疲れにくくなる

片耳装用時より両耳の補聴器の音量が小さくできるので
耳にかかる負担が軽減されます

言葉が理解しやすくなる

一つの耳よりも二つの耳で聴く方がお互いの聴こえを補い合い
言葉を理解しやすくなります

 

例えば
物を見るとき片眼よりも両眼の方が見やすくなりますよね?

音の方向がわかるようになる

両耳だと左右の耳に届く音のずれで
音の方向がわかるようになります

 

例えば、
右耳のみの装用の方だと
左側から話しかけられているのに右を向いてしまう
ということが起きてしまいます

騒々しい場所での会話がしやすくなる

両耳装用で発揮される機能の一つに
「騒音抑制」というものがあります

 

騒音化でも、
人の声と騒音を自動で認識して抑制するので聞きやすくなる
というものです

 

当店は片耳装用よりも両耳装用の方がたくさんのメリットがあると考えています

 

高額な最新機種を片耳装用するよりも
同じ価格で両耳装用していただいた方が
聞こえやすい、雑音が少ない、慣れやすい

と思っています


補聴器について

補聴器は文字通り
「音を補って聴くための器械」
です

 

補聴器を快適にお使いいただくには

 

1.使用される方の意志(意思)が一番大切です
さらに
2.補聴器のメリットとデメリットの説明による理解

3.購入後の調整とクリーニング

 

が必要となります。

 

 

聞こえにくいことを我慢して先延ばしにするほど
補聴器でより大きな音で補うことが必要となり
補聴器に慣れにくさや使いにくさが比例していきます

 

そこで誤解が多いのが、
「高価なのものほど、うるさくなくて慣れやすい(使いやすい)」
と思われていることです

 

限界まで我慢して、高価な補聴器を購入しても
慣れやすさや、使いやすさの違いは初心者の方にはわからないのではないでしょうか?

 

難聴が軽度、中等度の時期に適正な価格の補聴器から始められるのが
慣れやすくてオススメです

 

声や音が聞こえにくくなり
「あれ?」
と思うことがあれば、早めにご相談ください