ロストチルドレン
機種 プレイステーション     メーカー ゲームバンク

兎にも角にも青少年の悪質な犯罪が平然と起こる国となった昨今のジャパン。しかもその悪質振りは年々レベルアップしているかの様に酷くなり、さらにその数は増える一方という始末。

もはや我々も自衛の為に、終始(クリムゾンなら尚結構)を持ち歩くとか襲い掛かる敵を華麗に蹴り殺す英国紳士的な蹴り技を磨くとかしなければならない時代だと私もひしひし感じております。

確かに学生が起こす犯罪は昔からありました。時には人も死にました。でも問題なのは、今の日本が昔とは比べ物にならないくらい殺伐として人が格段に狂いやすくなったということです。
社会の裏にあるすさんだ檻が、収拾不可能なまでになっている証拠なのです。

「あなたはカワマタブンジですか?」(東方見文録より)

少年誌の学園モノでは、不良・暴走族同士の抗争やいじめ、麻薬を乱用する人間、すぐ同級生に襲い掛かる性欲旺盛な童貞野郎等がたびたび描かれています。
犯罪であることは確かですが、凡百の漫画数あれど、いわゆる「殺人」という一線だけは越えてはならないという鉄の掟がありました。
でも、現実では人が死にます。漫画で顔が変形するほどボコボコに殴られて生き地獄を経験した男も、死にはしません。
でも、現実では人が死にます(リフレイン効果)。

「Tomak」より何年も前に起きた神戸の生首を巡る「酒鬼薔薇」事件、
17歳の少年が起こした「ハイウェーバスジャック事件」、
人を殺す経験がしてみたかったといって老婆を撲殺した学生、
トンネルの中で少年にガソリンぶっかけて焼き殺した男、
夜な夜な近所の公園で、蛍光色の全身タイツを着込み暗黒太極拳の練習をしていた人間が、警察に通報されて逮捕された(しかもオチは学祭の出し物!)というセングラ事件(ネタに非ず)等、
一昔では考えられないような事件が頻繁に起こるようになり、人間の裏に潜むおぞましき本性を垣間見る機会が格段に増えました。しかも年齢層は下がる一方!
高校生が人を刺し、
中学生が人を刺し、
小学生が人を刺す時代が、もうそこまで来ています。
我々は中国人ではなく日本人ですから、軽く10メートルぐらいジャンプしたり気合で相手を吹っ飛ばしたり飛んできた弾丸を箸で摘み取るという芸当はできないのです!

さあ、諸君! 己の身を己自身で守り抜くべく、英国紳士の蹴り技を学びましょう。
コツは身だしなみをビシッとすることです。
さすれば敵は「オネガイダカラコロサナイデ」と断末魔の叫びをあげながら消失することでしょう。
 

ジーク 紳士!  ジーク キック!

さて、面白おかしく偏屈に語ったところで今回ご紹介しますのは、少女の泥棒をテーマにした(やや誇張)痛快爆裂強盗ストーリー「ロストチルドレン」です。

さて、この作品、いかにもオリジナルというか、版権モノのように思えますが・・・、そう思った人、鋭い! ゴンドラを二段上げましょう。

本作は元々1995年にフランスで放映された映画でして、そのゲーム化ってわけです。
しかしここで一つの問題が生じます!
どうしてフランス作品なのに、タイトルが「ロストチルドレン」(英語)なのでしょうか? って事です。
そういえばかつて「お粗末君」・・・もとい、「おそ松くん」のイヤミはおフランス帰りなのに自分の事をミー(me)と呼んでましたが、同じような理由でしょうか?
でもそうなると、ジャン・ピエール・ジュネ&マルク・キャロ監督両名赤塚不二夫フリークという疑惑が生まれてしまいます。

シェ−!

まあ、その話はとりあえず置いておきまして、こういった原作があるゲームの場合よくあるのが「原作を知ってないと話がいまいち分からない」という問題点です。
しかしご安心めされい(ちょっと武士)。
私が本作のストーリーを要点を掻い摘んでご説明いたします。

ただし拙い文章故に余計分からなくなる可能性がありますので予めご了承くだされ(もうちょっと武士)。
 

舞台は最近子供の誘拐事件が多発している港町。
 

そこのサーカスで働く、頭は弱いが力持ちワンは可愛がっていた弟のダンレーが攫われたことに気付き、単身捜索に乗り出す。
その途中、12歳にして窃盗団の娘であるミエットに出会う。
ミエットは孤児院の院長のぺブルソーセージ・・・いや、双生児の強欲ババア。子供達に泥棒行為をさせて私腹を肥やしている)の命令で、金庫の宝石を盗もうとしていたが、ワンが金庫ごと海に投げ落としてしまう。
その後、ワンから事情を聞いたミエットは自分が本当にやらなければならないことに気付き、ワンに協力する。
 

二人は調査の末、誘拐犯である一つ目族・サイクロプス(彼らもクローン)の基地が海上の秘密基地であることを突き止める。
そこには・・・昔ある科学者が造った小人の母親
6人のクローン人間の兄弟(勿論おそ松・とど松等といった名前ではない)
脳みそだけの伯父
子供達から夢を盗むことによって老化を防ごうと画策する伯父・クランク(後に登場するダイバーのクローン)
の八人と一脳みそがいた。

ワンとミエットは基地に忍び込もうとするも捕まり、ロープでぐるぐる巻きにされる。そのまま海に突き落とされようとしたその時、
ミエットを捜していたぺブル達が差し向けたを操る男・マーセロの手によってワンは救出されるが、ミエットは海に転落してしまう。
泣き叫ぶワン・・・。
 

死んだと思われたミエットは、潜水艦の中で暮らす科学者ダイバーに助けられていた。
彼はミエットが捜していた金庫を回収していたのだ。

ダイバーは記憶を失い、毎晩悪夢に悩まされていたが、復活
自分が基地の六つ子のクローンとクランクを作った本人であることを思い出す。彼はクランクによって基地であるオイルリグを追い出され、その時に記憶を失ってしまっていたのだ。

紆余曲折の末に再会するワンとミエット。しかし、ぺブル姉妹がやってきて、金庫を取り返さないと殺すとミエットを脅すが、ミエットは断る。
キレたぺブルはマーテロを使ってワンを操りミエットを殺させようとする。しかしミエットの愛の力(かどうかは知らんが)涙で真実を知ったマーテロはババア姉妹を倒す。
 

再び基地に向かった二人。
迫り来る敵を、怪力で蹴散らすワン・・・!
しかしここで基地内に異変が生じる。記憶を取り戻した科学者だったが、彼は六つ子のクローン達に捨てられてしまったのだ。
だが、今となってはもはやどうでも良い事・・・。クローンを作ってしまったことの後悔、自責の念、そして犯した罪・・・、ダイバーは己の全てを清算するべく基地にダイナマイトを仕掛け、基地諸共闇に葬ろうとする。

爆発時間が迫る中、夢を盗まれかけていたワンの弟を、ミエットは直接夢の世界に入って(夢見鏡を使ったかどうかは不明)救出する。
他の子供達を助けた後、一人の科学者と共に爆発する秘密基地・・・。
 

そしてラストシーン、エンディング、終わり(決して「・・・To Be Continued」ではない)
 

・・・・・・とまあ、全編はこんな感じです。

映画「ロストチルドレン」はその抜群のクオリティを誇る美術セットとCG、キャラ立ちした登場人物、独自性が強い設定が評判を呼び、後に日本でも放映され、今でもDVD化を望む根強いファンを獲得するまでになりました。

そのゲーム化というのは、ファンにとっては嬉しいような悲しいようなむかつくようなやるせないようなキレたくなるような心境だったに違いありません。

というか、私としましてはこのまま映画のレビューだけで終われればどれだけ楽かという心境です。

確かに映画版「ロストチルドレン」は紛れもない名作です。
ですが、それがゲームになっても名作のままかというとそうでもありません。もしゲーム版がオリジナルと同じかそれ以上の出来だったならば、最初からこんな所でレビューしてませんし(本音)

何せ元ネタが海外の映画ですから。ゲームにすれば必然的に悪名高き洋ゲーテイストになってしまいます。
しかも製作した所は、どこぞの馬の骨とも分からぬメーカー・ゲームバンク。
 

結果、原作の魅力を10分の1程度にスケールダウンした労力不足の駄作が出来上がりました。
 

ファック!
 

元々、映画版の主人公はワンで、物語も彼の視点を中心に進んでいきました。しかしゲーム版の主人公はミエットに変更されています。

この変更点は上手いと思います。もう一つの「ロストチルドレン」という構成でストーリーを進められますから。

しかし、その「もう一つのロストチルドレン」を遊ぶためには、メモリーカード一本分(15ブロック)の容量が必要になります。
私は本作を遊ぶにあたり、近所のゲームショップで純正じゃない980円のやつを買いました。

こういったゲームとは全く関係ないところでプレイヤーに無駄な労力を使わせるところが好感度アップです。
 

嬉しさのあまり殺意が沸きました。ゲームバンクに。
 

それでは、ゲームをセーブ可能にしたところで早速プレイ開始。
 

オープニングムービーはポリゴンがやや粗いながらも舞台の雰囲気が出ていて割といい感じです。
港際で弟ダンレーに最近小さい子供の誘拐事件が多発しているから気をつけろと忠告するワン。
しかしそこに誘拐団のサイクロプス(一つ目族)が・・・!
ワンはダンレーを逃がしサイクロプスと一人で戦います。てこてこと逃げるダンレー。
しかし見つかり結局攫われてしまいます。
ワンも敵にのされてKOされました。
 

ここでミエットのナレーションが挿入されます。
ミエットの声を担当しているのは、みやむーこと宮村優子さんです。
宮村優子さんといえば、「新世紀エヴァンゲリオン」のアスカ役でブレイクした後、元AV女優疑惑がでたり、エロ漫画家と結婚してすぐ離婚したり、プロダクションを出たり、何の脈絡もなく麻雀をやり始めたり、映画「バトルロワイヤル」に出演したりと波乱万丈を絵に描いたような人生を歩んでる御方です。
(ちなみにこの「ロストチルドレン」も後にドラマCD化され、そちらの方にも出演しています)
 

そういえば声優で思い出しましたが、私の高校時代の同級生に「俺は将来声優になるんだ!」
と言って、単身上京して代々木アニメーション学院に行った痛すぎる程純粋な奴がいたのを思い出しました。
そいつはI君というんですけど、度々私に手紙をよこしまして、そこには「彼女ができた!」とか「マックでマネージャーまで上がりそう」とか書かれていまして、案の定声優とはまったく関係ないところで活躍している様で、
私も「ああ、やっぱりそういう学校なんだなぁ・・・」と思いました。
 

(おまけ)
も〜っと「代々アニのことを知りたい!」 という方はこちらをクリック!
 

そしていよいよ本編。
孤児院の教室には双生児の強欲ババア・ぺブルが「ウォッチマンの小屋にある金を盗んで来い」とミエットを脅迫混じりに命令してきます。
勿論、拒否権はありません。
12歳の少女に盗みをさせるというのは原作と同じですが、倫理的には問題アリです。よくソニーチェックが通ったなと思います。
ちなみにここでさっさと部屋を出て行かないと、キレたぺブルがお仕置きと称してミエットを地下牢に閉じ込めてしまいます(一応脱出は可能)。
小屋の鍵は外のぺラードが持っているというので早速ドアを開けて外へ・・・、
 

「何もできないわ」(みやむーボイスで)
 

えっ? ちょっと待て。そこは間違いなくドアだと思うんですが。もう一度。
 

「絶対無理だわ」(みやむーボイスで)
 

どういうことでしょうか? しかもこの間にもぺブルは「早く行かないと地下牢に閉じ込めるよ!」 とせかします。
 

「ムキ−! 黙りなさい! このクソババア!」と言いたいところですが口には出さないミエット。

実は言うと私もですが。

試行錯誤した末にようやく「ドアを開ける」ことに成功。

結論:このゲームでは、ドアを開けるのも、人に話し掛けるのも、落ちているアイテムを取るのも、全て対象に対して正面を向いてボタンを押さなければならないようです。
当然アイテムを手に持っているとドアを開けることもアイテムを拾うこともできないのです。
 

まったく融通の利かないシステムですねこの野郎!
 

まあ何はともあれ外に出る事はできました。
いよいよミエットは「敵地に赴き、金を奪う」という任務を遂行すべく単身ウォッチマンの小屋に向かいます。

アイテムを駆使し、敵を欺く為に身を隠し、見事彼女は目的を達成することができるのでしょうか!?
 

それでは「ロストチルドレン」改め、「メタルギア・ミエット」の主人公「ミエット=スネーク」の泥棒劇の、始まり始まり〜!
 

さて、任務を無事に達成するには、色々とアイテムが必要になります。
勿論大抵のアイテムは道端や部屋の中に落ちているゴミ・・・いや、重要アイテムを拾うわけですが、泥棒猫ミエット=スネークには朝飯前です

しかし、そう簡単にはいかないのが現実です!
本作では、落ちているアイテムは画面に全く表示されません。かろうじてアイテムの近くに行くと画面左上に表示されるだけで、肉眼で確認するのは不可能です。
その為、アイテム探索だけで一苦労、我らがミエット=スネークをあちこちにグルグルと歩き回させる必要があるのです。
つまり、要攻略本ってゲーム構成なのです。

「冗談じゃないわ!」(みやむーボイスで)
 

さすが取説で
「このゲームは一見しただけでは、謎解きのヒントとなるものが非常に少ないアドベンチャー」あっさり暴露しているだけはあります。
 

一体プレイヤーを何だと思ってるんでしょうか? ゲームバンクのスタッフを一人残らず地下牢に閉じ込めたくなりました。
 

・・・話を戻しましょう。

その後、我らのミエット=スネークちゃんはあちこちをうろついた甲斐あって道の窪みにあるタワシと、パッと見ても昇れるとは思えない箱の上にあった鉄の棒をゲットしました。
やったね!

でも統一性が皆無のアイテムなので使い道に困ってしまいますが。
 

ウォッチマンの小屋にやってきたミエットですが、小屋の前にはやはりウォッチマンの姿が。うかつに近寄ろうものなら速攻で倉庫にぶち込まれます。
仕方なくさらに先へ、桟橋の先の灯台に進みます。

よく見ると、灯台の電気をコントロールする配電盤が無防備に開かれています。
これはまたとないチャンス!
先程拾った鉄の棒をぶつけ・・・・・・投げられません。

ああ、そうですか・・・。ここでもやはり真正面を向かなきゃ駄目ですか・・・。
 

実際にプレイすると分かりますが、これは本当にストレスが溜まります。
ちゃんと向きが合ってないとミエットは例の如く「絶対無理だわ」とか「無理に決まってるわよ」怠慢振りをいかんなく発揮してくれます。
嗚々・・・もう少しプレイヤーの言う事を聞いてくれよミエットちゃん!
 

無理に決まってるわよ(仕様だから)」 (みやむーボイスで)
 

くそっ・・・覚えてろよ、ゲームバンク!
 

そして鉄の棒を投げることに成功するとムービーが挿入されます。
あっさりと灯りが消え、遠くから監視をしていたウォッチマンも異変に気付きます。カンテラを翳し・・・、
 

「・・・やっぱり、灯台の傍に誰かいる! またあのガキか! 隠れたって無駄だぞ!」
 

どうやらミエットとウォッチマンの間には浅からぬ因縁があるようですが、気にしてはいられません。

さて、灯りが消えたとはいえ、喜んでばかりもいられません。ここからが序盤最大の山場です! ウォッチマンが来る前にミエットは隠れなければなりません。

身を隠すことも一流の窃盗団の役目、我らがミエット=スネークちゃんもまたしかりです。

早速ダンボールに・・・いや、灯台の側にある樽の間に隠れましょう! ただし隠れられる範囲は非常に狭く、また向きも合わせなければならないので一苦労です。ああ、もう・・・!

隠れる事に成功すると再びムービーが。
ウォッチマンはぶつぶつと愚痴をこぼしながら修理の為に灯台の中へと入っていきました。陽動作戦は成功です。
やったぜ、ミエット!
 

来た道を戻り、誰もいなくなったウォッチマンの小屋へ。
部屋の明かりを灯し、目的のブツを探すと・・・ありました。戸棚の中に!

しかし電流が流れていて触れることもできません。どうしたもんかと小屋の中を調べると、怪しそうなレジを発見。
動かしてみると、どうやら電流はレジが閉まっている時に流れ、空いている時に消える仕組みになっているようです。
 

・・・取り出しましたのは先程拾ったタワシ! これをつっかえ棒代わりに置いて・・・よし、電流が止まりました!
 

・・・と、ここでまたしてもムービーが挿入されます。

無事任務を終えたかのように思ったミエット。しかし、戸棚の金に手を掛けた瞬間・・・、突如警報が鳴り響きます!
 

おのれウォッチマン! 手の込んだ真似を・・・!
 

さっさとトンズラしようとするミエットですが、戻ってきたウォッチマンに捕まってしまいます。早いお帰りで・・・。

「ちょっと、離してよ!」

危うし、ミエット! 遂にウォッチマンの毒牙にかかるのか!?

(へっへっへ、嬢ちゃん、覚悟はいいなぁ?)
とでも言わんばかりにミエットを小屋に連れ込もうとするウォッチマン。このまま大人のお仕置きタイム(下品)に突入か!?

しかしここでミエットの元に頭の弱い星の王子様が華麗に登場!
何の脈絡もなくワンが現れ、セクハラ監視員ウォッチマンを一撃KOしました!

やったぜワン! 待ってましたという感じのタイミングにはこの際目を瞑りましょう。
 

こうしてミエットは無事にミッションコンプリート(任務完了)しました。貞操も無事です。

ここでワンが自己紹介し、弟を捜すのを手伝って欲しいとミエットに頼んできます。
しかしぺブルのお仕置きを恐れたのか、ミエットはやんわりと断ってしまいます。

ひょっとしたらワンは好みの相手ではなかったのでしょうか?
もしくはワンの体臭がキツかったという説もあります。
 
 

・・・以上が、序盤のプレイのハイライトです。
この先は多少の違いあれど、ほぼ前述した原作通り、高利貸しの家の宝石を盗もうとするミエットやダイバーの登場というようにストーリーは展開していきます。

もっとも、その展開の中でも様々な障害がミエットの行く手を阻みます。
例えば、頻繁かつ長いローディングとか相変わらずアイテムが見つからないとか唐突にゲームオーバーになるとか。

特に最大の問題点はラストシーンを始めとするゲーム全体の構成です。

ボートでオイルリグに向かうワンとミエット。機雷を避けつつ無事にオイルリグに辿り付いたミエットは、建物の中に入っていきます。
するとそこには脳の伯父が。
「ミエット、ダイバーがクランクを殺した。彼は基地にダイナマイトを仕掛けたんだ!」

どうでもいいが、あんた何者?

・・・つまり、物語の謎場を盛り上げる重要なシーンが本作では根こそぎ省略されているのです!
ゲーム版ではこの脳みその事も、クランクの事も何一つ触れてはいません。

唐突に何の脈絡も無く脳みそが登場し、頭に「????」を浮かばせたまま、話は終了するのです。
原作にあった感動的なシーンが何一つ表現されないまま、幕を閉じるのです。

例えて言うならば、最終回とその一つ前の話が全く繋がっていなかった(原因は勿論打ち切り)アニメ・『蒼き流星SPTレイズナー』と、
イベントが発生した瞬間即問題が解決するゲーム・『エアーズアドベンチャー』を足して二で割ったようなゲーム構成をしてやがるんです。
 
 

どうあっても私を怒らせたいようだな、ゲームバンク!
 
 
 

このゲームは確かに雰囲気も出てますしキャラも立ってます。
しかし・・・、ユーザーの突き放しっぷりといいますか・・・ゲームらしい設定や定義が駄目駄目なためクソゲーの地位に転落してしまってます。
 

主犯は全てゲームバンクの連中にあります!
 

さあ、名乗り出ろプロデューサー!

歯を食い縛れプログラマー!

俺の尻を舐めろデザイナー!

つーか金返せ貴様ら!(オイ)

「無理に決まってるわよ」(みやむーボイスで)


P.S.
このゲームをやってみたいという奇特な方は、 
1.洋ゲー慣れしている 
2.幼女好きである
3.メモリーカードを一本分買う金銭的余裕がある
の三つの条件を満たしている方に限ります。それ以外の方はお引取りください。

例えば、私のように!
 
 
 

(・・・・・・・・・・・・えっ?)
 
 
 


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