KingsKnight(ファミコン)
(↑海外版だが気にしないように)
誰にでも、触れられたくない過去はあるものだ。(『タイムマシンは絶対に』 藤子・F・不二夫)
スクエアソフト。スクエアソフトである。90年代中盤は超級RPGメーカーとして名を馳せていたスクエアソフトである。
しかし時が進み技術が進み人も変わり会社が『映画的なゲームを作る!』とホラを吹いてプレイステーションに移籍。しかし満を期して出てきたファイナルファンタジー7は本編よりもミニゲームのほうが面白いと言う、情報筋によるとタントアールの出来損ないと言う批評が下されたショッキングなRPGだった。
そしてファイナルファンタジー8は文字通りの映画的でゲームではなかった。
勿論、賛否両論が巻き起こったもののやたら否表決が多かったような気がする。
それで次回作の9。同社曰く原点回帰と言うスローガンを掲げて発売された。
いいかげんそのシリーズ終わらせろよ。
さて、前置きが長くなってしまった。スクエアソフトの減点もとい原点であるコレ。
スクエアソフトの『原点回帰』の名に恥じぬ原点だった....。
えーっとこのゲームはRPGと書かれているけど今風に言えば『ぐわんげ』のようなシューティングです
どんなものでもRPGと例えようとする風潮はこの頃からでしょうか?
と、言うかどこら辺がRPGなの?
だって主人公ら気合だけで白鯨読んだグリーンピースよりもビックリな環境破壊活動をしたり気合だけで家屋を破壊してアイテムを奪いまくるゲームのどこがRPGじゃい!
(↑気合を飛ばして破壊する主人公)
で、このストーリーだが何でもさらわれた姫を助ける為に主人公4人が集まって助けに行くそうだ。
今だったら誰も助けないよな自力で脱出するほどタフなんだし。
では主人公4人の打ち分けを見てみよう。
一人目は騎士の『レイジャック』。二人目は魔法使いの『カリバ』、モンスターの『バルサ』、少年盗賊の『トビー』。接合性ネェ。
ついでに書いておくが攻撃方法は誰でも一緒だ。
当然だがステージも接合性が無く、墓場や森やら南国やら主人公は決められたロードを歩きます。
察しのいい人は気づきますがラストステージは全員がフォーメーション組んで動きます。
どうして何の脈絡も無く、違和感も無くパーティーを組めるんでしょう。そしてライフゲージは一つなのに当たってくれと言わんばかりの隊列と当たり判定のでかさは理不尽死を意味するのでしょう。攻撃するのは先頭だけだし。
(↑違和感ありまくりの3人+一匹の勇者)
ここの部分で察しがつくと思われるが4人いなければクリア不能です。
当然ながら4人集まる前に誰か一人でも書ければ事実上ゲームオーバーです。
また各個人に用意されてる魔法を集めないとクリア不能です。例によってこれらの魔法は使いどころがありません。
なぜそんな魔法がキーアイテムになるのでしょう。
しかも魔法を使うのにアイテムが4つ必要です。当然ながらノーヒント。
何につけても理不尽死と言うのはスクエアソフトの原点のようです。
更にトドメを刺すのはライフの減る要因がシャレじゃありません。
敵の弾が飛んでくるのはまだしもライフダウンアイテムが散らばっていたり、海に入ったら慣性により敵の特攻を食らいまくったり、突然モノリスが生えて圧死したりと当然ながらまともな神経ではこのゲームは勤まらないでしょう。
残念ながら私は挫折してしまいましたがこのスタッフロールでは坂口とあるか確認したいところです。
この囚われたプリンセスは馬鹿女なのか確認したかったです。
それよりもっと聞きたい事があるのだけど。それは、
勇者と言うのは実は物好きですか?