ティアリングサーガ
2001 PS エンターブレイン
初めまして、クソゲー竜王戦初参加者です。
名前は終了後まで明かさないルールなのでここには書きませんが書いても一緒だと思うので別にいいでしょう。
ただいま受験中なのであんまりゲームをしていません。なので今回取り上げたゲームレビューは2ヶ月ほど前の記憶を頼りに書いています。なので記憶があいまいだったり受験中なのにこの企画に参加する理由があいまいだったりしてもそれは広い心で流してくれればと思っています。
ということで今回のゲームは『ティアリングサーガ』です。
『ファイアーエムブレム』のスタッフが開発し、プレイステーションで出されたこの作品。
実はこのゲーム、発売する1ヶ月ほど前は『エムブレムサーガ』というタイトルでした。
まぁそれが色々あったのでしょう、『ティアリングサーガ』というタイトルで発売する事になりました。
『ファイアーエムブレム』の製作者達がつくったこのゲームから
『エムブレム』 という言葉がタイトルから消える時点で凄い事件の匂いがプンプンするんですが
その辺りは触れないでおきましょう。
発売後何日かのちにこのゲームは古巣任天堂から訴えられる事になります。
やはり裏でドロドロしたものがあったんでしょうね、あーあ。
関係ないけど「『ティアリングサーガ』が訴えられた」って聞いた時
「またコナミかよ」と勘違いしたのは内緒です。
ではゲームの紹介の方に移りましょう。
訴えられただけあって基本的に『ファイアーエムブレム』のシステムを踏襲しているようです。
とはいえ僕はこのシリーズをプレイした事がないので新鮮な気分でした。
その新鮮な気持ちを胸に抑えつつ初プレイ。
流れるオープニング。
Once upon a time in the reign for Dark Load,
there was a warrior in slavery.
Leading folks seeking for freedom,
the warrior fought against Gerxel,
the Evil Dark Load.
Furious flame to Evil Deity
burned folks into despair.
Brave warrior fought with all his might,
but was about to be burned in the evil flame.
He prayed God for power,
glowing power to destroy evil darkness.
At that moment,
a sacred Goddess following a white dragon
extinguished the flame of Evil Deity.
The smiling sacred told,
"Thou, the brave, the beauty.
Thou have this sword to concur Evil,
to accomplish my will."
読めません
速攻で画面飛ばしてゲームを進めました。
英語も難しいですが内容自体も難しいです。
『ファイアーエムブレム』は知ってる人なら知ってる(らしい)超難易度ゲームですがこのゲームもご多分に漏れません。
ドラクエなどは村人は生きかえれなくとも主人公達は生きかえられる、という封建的な社会ですが
このゲームは違います。主人公達といえど生きかえられません。そのままゲーム続行です。
(主人公とヒロインが死んだ場合は即ゲームオーバー)
そして死にやすい。これは厳しいです。
例えば第1話の始めに悪そうな奴らから逃げている王女とかいういかにもなヒロイン設定のキャラだって例外ではありません。
ヒロインの攻撃!
ピシッ
敵の攻撃!
ドシュッ
ヒロイン「ああ、お父様・・」
これ以上ないというくらいアッサリ逝去なさる王女
得になんということもなく続く戦闘
いいんですか!?そんなヒロイン的設定のキャラがそんな普通に死んだら!
と、このように、あまりにもあっさり死ぬ&淡々と進むので、油断してると次のステージの時にキャラの数が明らかに激減してたりします
さて前述したヒロイン設定キャラ、実はヒロインではなくヒロインは別にいたようです。
とはいえ影の薄さ以外は突出したものもないキャラなのですが。
というかヒロインが影の薄さで競うのはどうかと思います。
これならさっきのヒロイン設定キャラがヒロインでいいと思います。
あとこのゲーム自軍はやたら美形ぞろいなんですが、敵軍はこれでもかというくらい敵という感じの顔ばかり揃っています。(後半はこの非道い待遇はやや改善されたようです)
たまに敵軍の中にも美形がいるかと思うと、たいてい敵っぽい顔のキャラに虐げられたりしていて
結局戦闘後自軍に入ってきます。
こうなると美形の敵=後の味方みたいな構図が出来あがるので
逆に美形じゃない敵は仲間にならないということで容赦なく叩き斬れます。
この辺り、開発者集団はよほど美形ぞろいなのか、むしろ逆かどちらかという感じがします
最後に言っておくとこのゲームは本当に面白いです。
難しいですが、だからこそ面白いという面もあるし
何より主人公とヒロインを除いて(※)キャラクターが魅力的というのがあります。
(多分にこれは私感交じりですが・・・・。)
なので買うゲームを迷っている方、受験中でない方は機会があればプレイしてみるのもいいでしょう。
それでは。
(※) 実はこのゲームには主人公が二人います(ヒロインも二人)
僕が魅力的でない、といったのは不透明な性格の主人公と前述した地味ヒロインの組のことです。
よく分からないと思いますが・・・。