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聖剣伝説 Legend of Mana
(SQUARE/PlayStation)

聖剣伝説シリーズの最新作です。
一見すると、まともなアクションRPGですが、
冒頭で
「私を求めて下さい」
「私は『愛』です」
などのサイコなセリフで出迎えてくれます

ちなみに、このゲームはPS2の高速読込で起動させると
OPムービーなど
通常の3倍のスピード
展開されるので、気をつけてください。
運が悪いと、たまに強制終了されます。
EDも同様

このゲームには問題点がいくつかあるので、
ジャンルに分けてそれらを解説していきたいと思います。

1.システム
アーティファクトを設置して街やダンジョンを作る

そこに赴いてイベントをクリア

アーティファクト入手
という作業を起点としたアクションRPGです。
アーティファクト同士は、お互いに地形の属性に影響を与え
うまく考えて配置しないと、会いたい精霊にあえなかったり
そもそもイベントが起きなかったりします。
もっとも、あまり複雑なパズルではないので、
攻略本を見るなりすれば結構簡単に最適解が見つかったりします

戦闘システムはオーソドックスなもので、
自キャラを移動させて攻撃ボタンで攻撃というものです。
攻撃すると必殺技ゲージが溜まって、満タンになると必殺技が使用可能です。
また、アビリティと呼ばれる戦闘を助ける技能を2つ持つことが可能ですが、
余程のことがない限り無敵になるイリュージョン
HP回復スピードを速めるしゃがむしか使わないのが残念です。

なお、攻撃が敵に当たると攻撃判定が消失するという、
多対1が前提のゲームにあるまじき仕様なので、
慣れない間は苦労することになります。
 

2.キャラクター
どういうわけかこのゲームに出てくる人たちは、
揃いも揃って曲者だらけです。

例えばギルバートという恋多き吟遊詩人のシナリオでは、
最初はリュミヌーという女性と付き合っているのですが
理想論の食い違いなどで破局する事になります。
この別れる直前のセリフがかなり電波系のセリフです。
また、このイベントではあなぐまにランプを売りつける事が
サブクエストとして与えられますが、
後にリュミヌーの友人を助ける際、門番に向かって、
「その人はあなぐま語をマスターしてランプを売ってきたのよ!」
絶叫してくれます

電波な存在はまだいます
花人という、歩行タイプの植物で、
外見上は男性と女性でわかれています。
花人の中には念力花人と呼ばれる存在がいて、
特定のダンジョンで特定のイベントをクリアすると入り口付近に現れて、
テレポートでダンジョン内の重要地点に送り届けてくれるのですが、
「お代はラヴで結構」
などと、素晴らしいセリフを言ってくれます
この念力花人、シリーズでレギュラーのニキータから捕獲要請が来て
一緒に捕まえに行くのですが、「超念力!」などと叫んで逃走します。
このせいか、ニキータを連れている時は念力花人を利用できないどころか、
某力士の引退時のセリフをしゃべります

他にもまだいるのですが、冗長になるので詳しい説明は省きますけど、
飼い犬に神性を見いだして教祖に仕立て上げた詩を書くのが趣味の男や、
いかした文体で日記を書いてくれるサボテン君
かぼちゃで世界征服をたくらんだ謎の魔術師姉弟がいます。
 

3.ボス・ティアマット
ティアマットはゲームクリアの条件を満たすために必要なシナリオの大ボスです。
言ってしまえば、単なるレッドドラゴンなのですが、
なかなかに曲者です。
ゲーム中でも1、2を争う強さのボスですが、
問題なのは強さではなく挙動です。
こいつの攻撃パターンは
噛みつき
火炎


の4種類です。

噛みつきの説明はするまでもないと思うので割愛します。

火炎攻撃をするとき、ティアマットは画面外に出て
顔だけを画面端から出して火を吐いてくれます
どこかで見たような攻撃です。
まさかカプコンのD&Dにそっくりだなんて
口が裂けても言えません

まして、岩攻撃まで同じだなんて
とてもじゃないですが恐ろしすぎです

第一、こいつの攻撃パターンはD&Dの
レッドドラゴンとほとんど同じです。
大オイルやハンマーが無い分、こちらの方が格段に厳しいですが。
とりあえずタイガードライバー’91でもかけてあげるといいです。
 

4.必殺技
システムの項でも少し触れましたが、
これも問題があるので特別に記させていただきます

まず、必殺技は武器の系統ごとに別れており、
剣・両手剣・斧・片手斧・槍・杖・ハンマー・ヌンチャク・弓・素手の
10系統です。

かつてセガサターン好評を博したゲームにガーディアンヒーローズがあり、
その中の天使が超天使陽動とか超天使竜巻とかいった技を所有しているのに
気が付いたコン・バトラーVファンも多いかとは思いますが、
このゲームでも見事にやってくれています

片手斧の必殺技に超電子ヨーヨーなる技がありましたし、
いなずまキックという、
ジャンプ後急降下キックを食らわす素手系必殺技もあります。
いないとは思いますが、
「お姉さま、あれを使うわ!」とか
周囲に伺いを立ててはいけません

しかし、一番度肝を抜かされたのは、両手斧の
シャイニングスパークです。

まず、この技を使用すると画面外に消え
光り輝きながら体当たりしてくれます。
間違っても、使う時に「ゲッタァァァァシャァァァァイン!」とか
「シャイィィィィィンスパァァァァァァク!」とか叫ばないでください
両手斧の名前を「ダブルトマホーク」に改名したりするなんて論外です。
間違っても、「大雪山落とし」と一緒に必殺技に登録しては駄目です。
主人公の名前を流竜馬ではじめるのは危険球につき
退場

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