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 思えば約5年、あっという間にすぎていきました。全力疾走で駆け抜けた5年だったと思います。夢でもみていたかのようなかんじです。

 いろいろありますが、自分がこの活動をやってよかったなと思うことは、いろんな人たちと出会えたことです。子どもたちはもちろん、保護者のみなさん、指導者の方々。関わらなければ知ることのなかった世界だし、今知っているたくさんの人にも出会うことはなかったと思います。

 いろんな立場の指導者の方がみえますが、強いチームの指導者の方はものすごいプレッシャーの中で日々をすごしてるんだと自分が経験して知りました。また、こういう状況になって、あらためて何十年も続けていらっしゃる先生方には尊敬の気持ちでいっぱいです。そして、だいぶ時間にゆとりがもてるようになった今思うことは、自分の時間をさいて子どもたちにバレーを教える指導者の方々は人間の鏡だということです。

 小学校に赴任して、中学生に教えていたバレーを小学生にもと始めた教室。やる気ある子が増えてきたしちょっと大会とか出てみようかと参戦した小学生バレー界。「楽しく、熱く、礼儀正しく、かっこよく、そして勝つバレー」を目指してやってきましたが、まさかこれほどまでこれるとは思ってませんでした。
 人間の教育ですから何が正しいかどうかは今すぐにはわからないと思います。何年後か、子どもたちが成長したときにその子本人、周りの人にとって、やってきたバレーがどうだったかという答えが出るのではないでしょうか。私は自分が正しいと思って指導してきました。もし今そうやって思われていなくても、いつかそう判断してもらえると思っています。

 最近の子は昔よりかなりおとなしくなってきたと思います。高学年くらいになると特に、自分を出す、謙虚にふるまうということが難しくなってきます。学校でも高学年担任ばかりだったので、常にこの年代の子たちの課題について頭を悩ませる日々でした。自分の理想をしっかりとチームに浸透させるのはすごく大変。強いチームを作るなら自分のことを理解してくれる人が周りにいることが不可欠だと思います。自分はかなり1人でやってきたので大変でしたが、そんな中で中学校の加藤先生やコーチの田邊さん、丹羽に自分の悩みを言うことで心が折れずにここまでこれました。本当に感謝しています。

 次の段階として今は、学校関係者、バレー関係者として、年代問わず、レベル問わずの新しい世界を見据えたバレーができないか計画中です。

 仕事が忙しくなってきたこともありますが、今はよくあんなにバレーができていたなと思います。いろんな条件がばっちりかみ合っていたのでしょう。またいつかいろんな条件がそろったら…その時はまた…。